なんでやねん、と思われるかもしれません。
でも、けっこうあるんです。ご注文いただいたものと、実際に納品するものが違うこと。
コピーの依頼にビジュアルを提案したり、ポスターの代わりに小さな名刺サイズのカードを提案したり。
べつにあまのじゃくなわけではなく。せっかくお金をかけるなら、いちばん成果のでることにお金をかけてほしい。それだけなんです。
発注→説明会で配るパンフの制作
課題→説明会に人が来ない
たとえば、過去にこんなことがありました。
あるお客様から「パンフレットをつくりたい」という依頼がありました。採用向けで、説明会で配りたいとのこと。でもよくよく話を聞いてみると、そもそも説明会にあまり人が来ていないとおっしゃいます。
説明会にあまり人が来ないのに、説明会で配るパンフにけっして安くないお金を使おうとされているのです。
だったらとご提案したのは、DMでした。まず、説明会に来る人を増やしませんか、と。パンフの予算をすこし抑え、ハガキサイズのDMの予算を捻出。説明会で配るものをすこし簡易なものにして、集客の部分をテコ入れしました。
結果、説明会への参加人数は増加し、面接を希望する人も増えました。
コピーは課題解決の手段
これはほんの一例ですが、実はよくあること。チラシにしてもポスターにしても、なにかしらの課題を解決するためにつくるものですが、その課題と発注内容とがずれていることが多いんです。
だから、まずは何で悩まれているのか。どんな問題を抱えているのかをお伺いするようにしています。
コピーライターとかデザイナーとか、なにかものをつくることを仕事にしている人たちの仕事は、最終的にできあがったものに目が行きがち。でも実は、なにかしらの課題や悩みを解決する方法としてコピーを書いたりデザインしたりしているのです。
だからもし何かを発注される際は、まず何で悩んでいるのか、何を解決したいのかをご相談するようにしてみてください。
ほんなら、また。
松田広宣
コピーライター
OKa-Bizビジネスコーディネーター
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